狐つき 動機なき犯罪が少年犯罪

被害者と司法を考える会の第三回シンポジウムに参加してきた

主たる目的は小林さんに会うことだったのだけれど、他にも有意義な情報を得ることができた
やはり、問題意識を持つためには、知る必要があると再確認

この日のテーマは、少年審判に被害者が傍聴することを可能にする法令改正の是非について話し合うものであった

最近の少年の凶悪犯罪の報道から、それは当然だろうと思いがちなのだが、現実はちょっと違うようなのだ

まず、少年犯罪は更生を主目的にしている
その理由は、少年犯罪ははやり病のようなものだからだ ということ
16歳がピークで、犯罪の発生率が5倍に達する
そして、19歳でまるで憑き物が落ちたように平均レベルに戻る

河合先生曰く、少年犯罪はほとんど変わっていない
かつては、「狐つき」などと称して、社会に吸収してきた
これは、昔の人の知恵だという話を聞いて なるほど・・・ と思った

もちろん、例外的に少年だから罪を犯しても重くはならないと犯罪に走る人はいるかもしれないが、年間を通じて「殺人」は20件ほどの発生なのだ

そして、その半分は「親子」で見ず知らずの人を対象にしたものは、数例になる
この数例をめぐって、法律を改正するかどうかという議論になるのは、報道によって印象を誘導されている結果だといえなくもない

さて
これまで、少年犯罪は原則非公開であったために、被害者は「なぜ、うちの○○が死ななければならなかったのか」という理由を知ることができなかった

それを知ることによって、被害者および被害者の遺族が納得する  という文脈で、理解はできるけれども それは執着に思える

そうできるなら、そうしている。感情的に許せないんだと言われるかもしれないが、被害者および遺族にとって、もっとも良い方法は、「忘れる」ことなのだと思う

しかし、そうはしない。「忘れない」「忘れてはいけない

忘れようとしても、何かの拍子に思い出してしまう

ゆえに、被害者はその瞬間から、人生を変えられてしまう
未来志向ではなく、過去のあの一点に釘付けにされてしまう

被害者が幸せを回復するために、どんな選択肢がありうるだろうか・・・

PS 実際の小林さんは、腰の低い可憐な人でした

本当に、不条理です

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このページは、鈴木利和が2008年4月29日 02:34に書いたブログ記事です。

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