DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー: 集合天才としてのリーダーシップ

ハーバードビジネスレビューの2月号は魅力的なコンテンツが揃っている

なかでも、
ハーバード・ビジネススクールのリンダ・ヒル教授の『未来のリーダー』が面白そうです

リンダヒル教授は羊飼い型のリーダーシップ」と「集合天才としてのリーダーシップ」を未来のリーダーに不可欠な能力だとしています

南アフリカのネルソン・マンデラ氏からインスパイアされたもので

一般的にリーダーというものは前に立って指揮をとるスタイルが主です。しかし、羊飼いは背後から指揮を取ります。先頭をいくのは別の人物です。たとえば、橋がかかっていない川に直面したなら、橋を架けることを得意とする人が先頭をとります。場面に応じて、先頭が変わっていくのです。リーダーはどんな場面に対しても万能である必要はありません。ただし、集団をまとめていく人は常に必要になります。まとめていく役割をリーダーが担うわけです。

羊飼いは羊の群れの後ろに立ち、羊が進路から外れたり、危険な場所に出ようとしたときに、羊を杖で小突いたり、急かしたりして群れに戻します。必要に応じて牧羊犬を走らせ、羊を目的地に誘導するようにもします。これが背後から指揮をとるリーダーシップのスタイルです。

先頭に立つとメンバーのことは振り返らなければ、わかりません。羊飼い型は、メンバー全体を見渡せる場所にポジションを取っています

「集団として天才になる」とは、優秀な人材だけを集めて天才集団を作ることではありません。凡才が10人集まって、10人の集団として天才であればいい。

組織には健全なる批判精神と相互依存が必要です。チームの他メンバーの長所と短所を理解し認めあう中で、初めてコラボレーションは成功します。

個々の専門家が集まることで多様性がもたらされ、互いが異なる個であることを認め合う。さらに、認め合うだけでなく、緊張関係が必要であって、おかしいことは「おかしい」と言える。このような組織でなくては「集合天才」は実現しないでしょう。加えて、結束力を強くするため、チームミッションが共有化されていることが必要です。一つのミッションのため、お互いの得意な分野を提供し、他人の弱い部分を補完する、というような状況である必要もあります。

集合天才の組織をつくりたいといつも思っています。今まで、何度も取り組んで来ました。一応の型はあります。でも、こうすれば良いというものは、理屈としてはありますが、どうなるかは、いつもやってみないとわかりません。当たり前ですが、一度だって同じようになったことはありません

ただ、他の場合と同じようにいえることは、失敗するパターンはあるということです

協力しない人がいた場合に、「どう処するか」という一点につきます
協力しない場合も、やり方が分からない場合、力不足な場合はもちろんあります

問題は、「やれるのに面倒だ」とわかっていてやらない場合です

リーダーの役割の人だけではなく、他のメンバーから厳しいフィードバックができるか。リーダーの重要な役割は、この勇気ある行動をした人を孤立させないことです。そういう意味で、羊飼い型と重なってきます。勇気づけたり、促したりしながら全体が進む方向に一歩踏み出す連鎖をつくるには、全体が見える必要があります

集合天才型の組織をつくりには、おそらく時間がかかります。ただ、できた時の爆発力は、爆発力は南アフリカで証明済みですね

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このページは、鈴木利和が2010年1月17日 21:16に書いたブログ記事です。

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